日米金融政策の現在地について、森田さんは「今の市場は、アメリカ経済の先行きに対してナーバスになっているが、金融政策も重要になっていくる。スタグフレーションの状況に入るため、現実に直面しつつある。名目経済成長率が少なくとも3%ぐらいまで下がってくるのを見極めてから、金利を引き下げるのが打倒な判断になると思う。日本は今、利上げをやっているプロセスで、インフレは2%達成確実という声も日銀で出てきている。アメリカの経済成長率が前年比から2%を大きく割り込んだところで、利上げを打ち止めしているため、利上げを一旦様子見する可能性も十分にある。」などと解説した。