トランプ氏は12日、中国への強硬派で知られるマイク・ウォルツ下院議員を国家安全保障担当の大統領補佐官に起用すると発表した。ウォルツ氏は陸軍特殊部隊「グリーンベレー」出身で、アフガニスタンなどへの従軍経験があり、トランプ氏は声明で「我々の力を通じた平和の追求における偉大なチャンピオンになるだろう」と紹介している。また、アメリカの駐イスラエル大使には元アーカンソー州知事のマイク・ハッカビー氏を起用すると発表。アメリカメディアはハッカビー氏について「イスラエルの強力な擁護者」と伝えている。また、複数のアメリカメディアはトランプ氏がサウスダコタ州知事のクリスティ・ノーム氏を国土安全保障長官に充てる考えだと報じた。「移民問題について強硬な立ち場をとってきたノーム氏がトランプ政権の移民政策に重要な役割を果たすことになる」と指摘している。ノーム氏は副大統領候補として取り沙汰されたが、自伝で飼い犬を射殺したことを明らかにし批判を浴びていた。