ジャーナリスト・増田ユリヤがEU・ジャンエリックパケ駐日大使に聞く。パケ駐日大使が注視しているのがアサド政権が崩壊したシリアの情勢。これまでEU加盟国を筆頭にヨーロッパでは国内情勢が不安定なシリアから逃れたい多くの難民を受け入れてきた。しかし、アサド政権崩壊後ヨーロッパではシリア情勢の変化などを理由にシリアからの難民受け入れを一時停止する国が相次ぎ、ドイツなどではシリア難民を帰還させる案が出ている。ただ、シリアではアサド前大統領と同じ宗派だった人たちが報復を恐れて国外への亡命を求めるなど、長年の独裁政権が終わってもいまだ厳しい状況が続いている。またパケ駐日大使はEUが直面するもう1つの課題としてウクライナ支援を挙げている。加盟国で足並みが乱れているとの指摘もある中、ウクライナ支援を挙げている。