大谷は6月7月とア・リーグの月間MVPを連続で受賞した。日本人最多の通算4度目となった。7月はバッターとして3打席連続ホームランを含む9本塁打、投手としては自身メジャー初の完封勝利など2勝をあげた。7月27日1日で2試合を行うタイガースとのダブルヘッダー。第1試合は9勝目をかけ2番投手として先発マウンドにあがった。4回までパーフェクトピッチングをみせた。5回に初ヒットを許すが8回まで無失点の好投。大谷はメジャー6年目にして初めて9回のマウンドにあがった。メジャー初の完投・完封勝利を達成した。奪三振8、被安打1の結果だった。今季9勝目となりトップまであと2勝となった。またこの日で大谷の奪三振数は156でリーグ3位。完封勝利から45分後、ダブルヘッダーの第2試合では2番DHで先発出場した。2回の第2打席で37号となる2ランを放った。続く第3打席でも38号ソロを放った。完封勝利&2打席連続ホームランの活躍を見せた。翌日のブルージェイズ戦でも2番DHで先発出場すると第1打席で39号ソロを放ち、前日の試合から自身メジャー初の3打席連続ホームランとした。この時点で大谷は年間61本ペース。去年MVPのアーロン・ジャッジが記録したア・リーグ最多本塁打62本超えが見えてきた。これについてジャッジ本人は「記録は破られるためにある」と話した。大谷への期待にはファンも敵・味方がないようだ。39号を放った翌日7月29日の敵地で行われたブルージェイズ戦。大谷が申告敬遠になると敵地にも関わらず場内はブーイング。大谷への申告敬遠については39号を打たれた直後にブルージェイズの内野手チャップマンがと監督に怒りの直談判。大谷だけは勝負を避けるよう抗議したという。この日は大谷を徹底して申告敬遠。この時点で大谷の申告敬遠は13個でリーグトップ。度重なる申告敬遠のせいもあってか大谷の出塁率は4割超でリーグトップ。もし”出塁率王”になればイチロー氏超えの日本人初の快挙となる。そしてバッター大谷には本塁打以外にも打率・打点・三塁打など今季獲得の期待が高まるいくつものタイトルが。さらに現在9勝のピッチャー大谷。最多勝の可能性も。そして最多奪三振数も射程に入れている。果たして大谷翔平はいくつのタイトルを獲得することができるのか。