熱狂を呼んだWBC。そのフィナーレでは大谷とトラウトによる名勝負が実現。勝ったのは大谷率いる日本代表。14年ぶり3度目の優勝。メジャーで活躍する大谷など、日本人メジャーリーガーの今期を振り返る。

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マイク・トラウトワールド・ベースボール・クラシック（2023年）大谷翔平

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今季、大谷はキャリア最高の活躍を見せた。打者としては打率.304、打点95、44本塁打など。メジャーで日本人初のHR王に。4月のブルワーズ戦では、最高到達点50mのHRを記録。6月も15本のHRを放ち、自身3度目の月間MVPに。7月には大谷との勝負が敬遠される場面が多く見られるように。申告敬遠はリーグ2位の21個。今季はストライクゾーンが広がった大谷。自身初となる打率3割超えの要因とされる。

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プレー以外の一挙手一投足に注目が集まる大谷翔平。2塁に滑り込んだ時、相手にかかってしまった砂を払う場面が。調子が上がらない時には、仲良しの選手からビンタを受ける場面が。各種イベントでは、大谷の幼少期の写真など公開された。今季、投手として10勝5敗。防御率は3.14とリーグ4位相当。被打率は.184とリーグ1位。7月のタイガース戦では完封試合を達成。その同日に行われた試合でも1試合2HR。この頃から体に不調が見られるように。チームの勝利のために出場を続けたが、シーズン終盤には大谷に異変が。

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今季終盤、大谷は体に異変が目立つように。それでも登板を続けたが制球が定まらず、ストレートの殆どはボールに。ベンチに戻ると苛立ちを見せる様子が。この後、検査で右肘靭帯の怪我が再発と判明。投手としては今季終了に。離脱の後、右肘手術のためバッターとしても出場停止に。手術は成功したとのこと。大谷がメジャーデビューした2018年にも右肘靭帯を損傷。復活登板後は49球で降板。10月にトミー・ジョン手術など実施。

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大谷翔平が高校生だった頃、寮の自分の部屋には新聞記事が。それは自ら登板しながら敗戦した甲子園での試合の記事。当時から悔しさを原動力にしていたとうかがえる。2018年にトミー・ジョン手術を経て、21年には二刀流として復活。46HR、投手として9勝、MVP獲得など好成績に。22年も34HR、自己最多の15勝をマーク。23年は44HR、投手として10勝5敗、防御率3.14など。球種も様々。来季からはドジャースへ。

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今季、6年140億円の契約を結んだダルビッシュ有。メジャー12年目の今季、6月には6回途中6奪三振。日本人史上2人目のメジャー通算100勝を達成。現時点で日米通算196勝。今季メジャー初挑戦の吉田正尚は打率.289、15HRなど活躍。4月のパイレーツ戦では、11.3mの壁を超えるHRを記録。2週間遅れで開幕戦を迎えた鈴木誠也は、5月のアストロズ戦で日本人メジャーリーガー初の3打席連続HRを達成。9月には松井、大谷に次ぐ日本人3人目のシーズン20号。メジャー5年目の菊池雄星は髭を生やした様子。ピッチングでもキャリアハイの11勝6敗。8年目の前田健太は4回まで無失点も5回でピンチに。交代は拒否し、無失点で切り抜けた。678日ぶりの白星に。来季はタイガースへ。

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メジャー1年目の千賀滉大はお化けフォークで活躍。200奪三振を達成したほか、1年目で12勝などチームのエースに。球団も「おばけカード」を配布するなどして「お化けフォーク」の人気に便乗。今年でメジャー3年目のラーズ・ヌートバーは大谷翔平との直接対決が実現。3打席連続三振と完敗を喫したが、”ハッスルプレー”は健在。今季からメジャー初挑戦の藤浪晋太郎は4月全敗。7月にはオリオールズへ移籍。中継ぎへコンバートされると、重要な場面で好投。チームの地区優勝にも貢献。

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WBC準決勝、メキシコと戦った日本代表。0-3で迎えた7回裏、日本が逆転の一打。9回裏には大谷や不振だった村上らの活躍でサヨナラ勝ち。

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ワールド・ベースボール・クラシック（2023年）吉田正尚大谷翔平村上宗隆

WBC決勝でアメリカと戦った日本。2回、不振だった村上がヒットを記録。9回表、大谷とトラウトによる初対決が実現。大谷が空振り三振に仕留めて日本が3度目の優勝。

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