NBAでプレーする八村塁選手が日本代表の在り方に疑問を呈する発言をしたことを受け日本バスケットボール協会が取材に応じた。あすから始まるアジアカップ予選、4年後のロス五輪に向け新生AKATSUKI JAPANの重要な一戦。協会の渡邊信治事務総長は八村選手の発言を重く受け止めているとした。発言は先週のグリズリーズ戦後の会見で「日本代表のやり方が僕としてはうれしくないところがあって、日本代表としてやっている中でチームやNBAで強化とか子どもたちのためなど日本バスケを強くするためにやっている感じがあったが日本代表の中でお金の目的があるような気がしている」とした。お金の目的部分についてNBAのシーズンを戦い終えた八村選手のパリオリンピック直前強化試合への出場とその興行を巡る話だと受け止めているよう。協会は代表戦に参加できない旨は承諾はしていたが希望的観測として日本に来てからもう一度話せないかと考えていて時間のロスもありミスコミュニケーションがあったなどとした。もう1つ、取り沙汰された八村選手の発言で名前こそ出していないが男子プロチームでの監督経験がないホーバス氏を指していると思われる。これについては「多くの選手たち、バスケットの関係者もリスペクトする世界的なレベルのコーチであることは間違いない」と述べたうえで八村選手の心境に理解も示した。日本バスケットボール協会は八村選手を今後の日本代表に欠かせない選手としていて関係修復の時間的猶予はあるコミュニケーションをとっていきたいと話している。