マハラジャは碁盤の目の計画都市を作っており、1727年にジャイプルの建設を開始。王宮の北には貯水池を作る。立地は防衛についても考えられており、北には山が横たわり、山の上には要塞を築き防御も万全にした。革新的だったのが碁盤の目の計画都市作りで18世紀ごろにはまだなく、インド北部初の計画都市と言われている。大通りは幅およそ30mで現代でも十分な広さを持つ。市民の暮らしに欠かせないヒンドゥー教の寺院もそれぞれの区画に建設されている。大通り沿いにはバザールを作っており、日差しを遮るアーケードになっている。またお店も同じ業種が集まるようになっていて、間口を約4mに統一している。店の中には宝飾品店もある。ラージャスターン州では宝石の産地となっており加工産業も盛んとなり、現在も工場が沢山存在する。当時の宝飾品は重要な交易品となっており莫大な富をもたらした。ジャイプル旧市街はインドの都市計画において革新的だったという理由で世界遺産に登録されている。