2024年6月23日放送 18:00 - 18:30 TBS

世界遺産
「2つの世界遺産を作ったマハラジャ」

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2つの世界遺産を作ったマハラジャ
コーナーオープニング

本日の世界遺産はマハラジャが作った世界遺産。

キーワード
ジャイプル(インド)ジャンタル・マンタルマハラジャ
ムガル帝国の各地のマハラジャ

17世紀後半ムガル帝国は今のインドより広い領土を支配しており、広すぎたため各地に王国の自治を認めていた。その各国の王を「マハラジャ」と呼ばれており20世紀初頭までその称号は続いていた。その中できょうの舞台は北西部にあるラージャスターン州。20余りの国が存在しており、ジャイサルメールは城壁の中に市民が暮らしていた。金色に見えるのは黄色の砂岩を使用しているためである。建物にある窓は権力などの象徴となっていた。ラージャスターン州には6つの城が世界遺産に登録されている。その一つアンベール城はアンベール王国の城だったが18世紀頃に人口増加などを理由に都を移す必要がでて来てしまった。

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アンベール城サワイ・ジャイ・シンジャイサルメール城ジャイサルメール(インド)タージ・マハルマハラジャムガル帝国ラージャスターンの丘陵城塞群ラージャスターン州(インド)
ピンクの都市ジャイプル

ジャイプル旧市街はジャイの街という意味で城壁に囲まれた街全体が世界遺産に登録されている。ピンクの都市と呼ばれ城壁などはピンクに塗られている。赤い砂岩をすりつぶして塗っており、いつしかピンクシティと呼ばれるようになったという。歴史学者のラジェンダル・シング・カンガロットによると1876年にイギリスの皇太子がジャイプルを訪れる際、歓迎の意味を込めてピンクに塗ったという。風の宮殿と呼ばれる建物は窓が壁面に貼られ風の通りが良くなっている。裏側には小部屋が並んでおり宮廷の女性たちはこの窓から外の様子を伺ったとされる。

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アンベール城イギリスサワイ・ジャイ・シンジャイプル(インド)マハラジャ風の宮殿

扉の向こうにはマハラジャが宮殿が存在する。現在もその末裔が暮らしているため非公開エリアも存在する。黄金が輝く優雅の間ではヒンドゥー教の儀式を行っていたとされる。その他青の間も存在する。

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サワイ・ジャイ・シンヒンドゥー教マハラジャ風の宮殿
マハラジャが作った計画都市

マハラジャは碁盤の目の計画都市を作っており、1727年にジャイプルの建設を開始。王宮の北には貯水池を作る。立地は防衛についても考えられており、北には山が横たわり、山の上には要塞を築き防御も万全にした。革新的だったのが碁盤の目の計画都市作りで18世紀ごろにはまだなく、インド北部初の計画都市と言われている。大通りは幅およそ30mで現代でも十分な広さを持つ。市民の暮らしに欠かせないヒンドゥー教の寺院もそれぞれの区画に建設されている。大通り沿いにはバザールを作っており、日差しを遮るアーケードになっている。またお店も同じ業種が集まるようになっていて、間口を約4mに統一している。店の中には宝飾品店もある。ラージャスターン州では宝石の産地となっており加工産業も盛んとなり、現在も工場が沢山存在する。当時の宝飾品は重要な交易品となっており莫大な富をもたらした。ジャイプル旧市街はインドの都市計画において革新的だったという理由で世界遺産に登録されている。

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ジャイプル(インド)ヒンドゥー教マハラジャラージャスターン州(インド)
天文学のための巨大装置

ジャイプルの天体観測施設はサワイ・ジャイ・シン2世が作った世界遺産で、その中には世界最大級の日時計がある。日時計では2秒、6秒、1分と測定できた。天体観測施設では正確な暦を作っただけではなく占星術にも活用された。当時の占星術は王国の命運を決めるほどの重要な役割を持っていた。ジャイ・シン2世は天体観測に情熱を注ぎ世界中から最先端の天文に関する書物を取り寄せていた。インド天文学の歴史で最も重要な施設を理由に世界遺産に登録されている。

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ウズベキスタンサマルカンド 文化交差路サワイ・ジャイ・シンジャイプル(インド)ジャンタル・マンタル
(エンディング)
次回予告

世界遺産の次回予告。

(番組宣伝)
ベスコングルメ

ベスコングルメの番組宣伝。

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