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「マヤ文明」 のテレビ露出情報

同じ時期に複数の場所で都市が衰退した理由について、都市の人口増加と環境破壊があったと思われ、都市化はいかなる時代においても環境破壊に結びつき、戦争が起こりやすく極端な気象が頻発するようなことがあると、複数の要因が絡み文明都市が衰退し得るという。いかなる文明も限界を超えると衰退するという。今後発掘調査、遺物の分析、碑文の解読、過去の気候変動を照らし合わせることで、マヤ文明盛衰の歴史が明らかになるという。支配層の戦士の装身具であったと考えられるものについて、トルコ石をモザイクのように貼り付けた円盤で、ジャングルの都市が衰退していた時期に作られていたもので、一部が衰退しても全体が衰退しなかったと思われるという。
ユカタン半島の北部、パレンケから約600kmの低木林が広がる大きな川の見当たらない乾燥地帯にあるチチェン・イツァは、ジャングルの都市が衰退した10世紀頃に繁栄を極めたという。高さ30mのククルカン神殿は、マヤの人が信仰した神が年に2度、春分と秋分の夕方に天から降臨するという春分の夕方、階段の一番下のヘビの頭を象った彫刻に沿って、西日がピラミッドの角に遮られてできた光の模様がヘビの胴体のように見える。人々はこれをククルカンという神の姿と信じた。ククルカンは羽毛を持つヘビの姿をした神で、豊穣と風を司る。春分にククルカンが降臨すると、人々は1年の豊作を祈った。ピラミッドはマヤで発展した天文学の知識を注ぎ込んで設計されていたもので、東西南北それぞれの面に91段の階段が作られ計364となり、最上階の神殿に上がる1段を足すと1年の太陽周期と同じ365段となる。ククルカンの降臨により王は権力を見せつけ人々を支配した。降臨したククルカンはピラミッドの北にある泉に向かい喉を潤したという。聖なるセノーテと呼ばれる泉で、雨の神が宿る神聖な場所と考えられ、川がないこの地域に雨季に十分な雨が降るよう雨乞いをしたという。セノーテは石灰岩の地盤にできた空洞に地表が陥没し地下水が溜まってできた湖のことで、ユカタン半島に3000ヶ所以上あると言われている。セノーテを生活や農業に利用したことで乾燥地帯でも都市が維持できた。
チチェン・イツァは聖なるセノーテから出土した品々が、メキシコシティの国立人類学博物館に展示されている。チチェン・イツァの辺りでは金は採れず、金で作られた供え物は交易によって運ばれたものだという。金は南米からパナマへ伝わり、チチェン・イツァにもたらされたという。トルコ石のモザイク円盤に使われたトルコ石は、メキシコ北部から海を超えて交易で持ってこられたという。トルコ石でヘビの姿を際立たせている。当時はカヌーに輸出品や輸入品を積んで海を渡っていたという。
ククルカン神殿西にある球技場には壁につけられたリングがあり、ボールを通す儀式が行われていた。その球技はどの都市国家でも頻繁に行われていたという。古代の球技を現代に蘇らせようとする人々は、残された記録を元に研究を重ね再現していた。ゴムボールを腰で跳ね返し、リングを通すと得点となる。より多く得点したチームが勝ち、勝者が神に祈りを捧げる。球技場に残されていた彫刻には首をはねられた人物が描かれており、噴き出す血が7つのヘビの頭になり植物になり実をつけている。負けたチームのリーダーは生贄にされることもあったという。遺跡の東に残されている複数の柱に囲まれた神殿にあるチャックモールは腹に皿を抱える戦士を象った像で、皿に供物が捧げられたという。顔を横に向け西の方角を見ている。16世紀にやって来たスペイン人が都市国家同士の対立を利用し、各地を制服していった。ここでマヤ文明が滅びたという人がいる。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年4月13日放送 6:30 - 7:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本おはWORLD
メキシコ南部のユカタン半島を一周する総延長2500km以上の計画のマヤ鉄道は2020年から工事が始まり現在はほぼ半分が開通している。マヤ鉄道の内部は沿岸の海をイメージしたデザインで売店ではお酒やお菓子が買えて今後食堂車が導入予定だと紹介。鉄道は最高時速140km程で開通している950kmを結んでいる。マヤ鉄道はメキシコ大統領肝いりの国家プロジェクトとして進め[…続きを読む]

2024年1月26日放送 3:30 - 3:35 NHK総合
巡る世界絶景(巡る世界絶景)
中米・グアテマラにあるマヤ文明のティカル遺跡を映像で紹介。9世紀後半に突如衰退に見舞われたマヤ文明、その原因は今も明らかになっていないなどと伝えた。

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