14日、デンマークのマルグレーテ女王が退位し、長男のフレデリック皇太子が国王に即位した。マルグレーテ女王は、在位52年で、エリザベス女王の死後、ヨーロッパで最長の君主となっていた。天皇陛下とも交流があり、過去には、コペンハーゲン近郊の宮殿で、昼食会に招待したこともあった。デンマークで、自らの意思で退位するのは約900年ぶりだという。マルグレーテ女王は、退位の理由について、去年2月に、背中の手術を受け、次の世代に責務を引き継ぐには、適切な時期なのではないかと考えるきっかけになったなどとしている。フレデリック国王は、あすのための求心力のある王になりたいなどと述べている。