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「ミネアポリス美術館」 のテレビ露出情報

静岡県の依頼人富士山グッズコレクター高橋光之介さんは富士山にまつわるものならなんでも集めているという。十数年前に京都のオークションで入手、「狩野山雪の六曲一双屏風」を紹介、伊勢物語の一場面で在原業平が富士山に出会った場面だという。狩野派は長きにわたり時の権力者に仕えた日本美術史上最大の絵師集団、室町時代に京都で誕生、4代狩野永徳が信長・秀吉の覚えめでたく一気に勢力を拡大。その後江戸幕府を開いた徳川家康が狩野探幽を御用絵師に抜擢すると本拠筋は江戸に拠点を移した。江戸狩野は淡麗な画風で地位を不動のものとした。秀吉の庇護を受けた狩野山楽らは京狩野として京にとどまり永徳の華麗な画風を継承、公家などに腕をふるったが職業絵師という不遇な立場だった。狩野山雪は中でも異彩を放った。16歳で山楽に入門、娘婿となり家督を継いたが孤独主義で江戸狩野の隆盛に鬱屈した思いを持ちながら打ち込んだ。山雪は独創的なスタイルで京に訪れる奇想の絵師伊藤若冲・曾我蕭白らに多大な影響を与えた。作品のいくつかはミネアポリス美術館やメトロポリタン美術館などに収蔵されている。

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