建国250年のアメリカ。それよりも古いルーツをもつのがネイティブアメリカンだ。ミネソタ州・ミネアポリスで、先月ネイティブアメリカン1万人近くがデモ行進をした。トランプ政権の不法移民対策で4000人以上が拘束されたミネソタ州。肌や髪の色から移民に間違えられやすいネイティブアメリカンも巻き込まれ、反発が高まっている。ネイティブアメリカンで人権団体副代表・レイチェル・ディオンヌサンダーさんはICEによって車を止められ拘束されそうになったという。地域の子供達も学校に行くことを怖がり在宅学習を余儀なくされた。ネイティブアメリカンは自衛策を強いられている。レイチェルさんの夫ビニさんは仲間と連日地域をパトロールした。銃を持つICE係官にはスマートフォンのカメラで対抗、不当な扱いを受けないよう仲間が撮影し記録、笛も利用する。ビニさんは「ICEが嫌がらせしたら50人から100人もの仲間と笛を吹いて抗議する」「この時代に私や家族、子どもたちが肌の色ゆえに恐怖を感じるとは思いもよらなかった」と話した。ネイティブアメリカンの部族証明書の紹介。この日は4つの部族がミネアポリスに出張ブースをもうけ対応した。ネイティブアメリカンの多くはICEの取り締まりは外見に基づいたもので不当と考えている。ネイティブアメリカンは根強い差別を感じている。殺人などの凶悪犯罪に巻き込まれても十分に捜査されないケースもある。その象徴的なものとして行方不明者の数があげられる。ミネソタ州のネイティブアメリカンの女性の割合は人口1%以下だが、行方不明者に占める割合は5.6%と5倍以上。集会の主催者は「今回の問題は差別の延長線上にある」と指摘、「アメリカを再び偉大には本当はアメリカを再び白人の国にという意味だ。しかし白人の国になったことはない。つねに先住民がいたのだから」と話した。
