鈴木亮平が素敵な文具を求めてイタリアを旅する。最後にベネチアを訪問。ベネチアはガラス工芸が有名。1000年前から受け継がれる技法が用いられた「ムラーノガラス」は中世の交易で栄えたベネチアから世界中に輸出され、その美しさから高値で取引された。中でも有名なのは「千の花」を意味する名で称されるガラス細工「ミッレフィオーリ」。小さな花柄のパーツを職人が一つ一つ手作業で敷き詰めている。1933年創業のムラーノ島のガラス工房「トンマージ」を訪問。見た目の美しさと実用性を兼ね備えた「ガラスペン」が現在日本の若者の間で流行中とのことで、鈴木も書き心地を確かめた。工房のマエストロの手ほどきを受け、ガラスペンの製作に挑戦した鈴木だったが、成功ならず。改めてマエストロの手腕に「すごい技術ですね」と舌を巻いた。