パリ五輪・レスリング男子フリースタイル75キロ級で金メダルに輝いた樋口黎選手。表彰式の直後、これまで一番近くで支えてくれた妻・優貴さんに金メダルをかけるシーンは日本のファンの感動を呼んだ。きのう帰国して間もない樋口選手の自宅を訪問。金メダルはソファに置かれたムーミンのぬいぐるみにかけてあった。妻・優貴さんも元レスリング選手で、高校時代に初めて出会い去年結婚。2月に長女・凪ちゃんを授かった。妻・優貴さんにメダルをかけた場面について樋口選手は「大会前から一番支えてくれた妻にかけてあげたいなと思っていた」などと話した。優貴さんは「かけてもらえると思ってなかったのでいろいろびっくりした。レスリングにかけてやってきている姿をずっと見てきたのでそういう姿を見ると勝手に涙が出た」などと振り返った。
樋口選手は8年前、20歳で出場したリオデジャネイ五輪で銀メダルを獲得。しかし続く東京五輪では、代表がかかったアジア予選でわずか50g体重をオーバーして失格に。2度目の五輪出場への切符を逃した。樋口選手は「東京五輪で失敗したから勉強した。失敗していなかったら勉強していない。その失敗があったからこその金メダルだと思う」などと話した。樋口選手が見直したのは日頃からの体重管理と減量方法。食事について独学で勉強し、低脂肪・低糖質の献立を自ら作って実践した。普段の体重は65キロほど。2か月をかけて減量を行うが、約8キロ落とすのは至難の業。今回の五輪期間中もギリギリまで減量と戦っていた。準決勝終了後には、決勝戦前に再び計量があるため全ての取材を断り、屋外へランニングに出るほどギリギリの状態だった。それでも普段から苦しい顔はほとんど見せないという。
妻・優貴さんも夫の夢がかなうよう密かに「金メダルを取れるように金髪にする」願掛けを行っていた。樋口選手は「試合(決勝戦)終えてみたら金髪になってて。似合っているなと思った」などと語った。激闘を終えた選手たちを出迎え、拍手と歓声に包まれた成田空港の人垣の中には優貴さんと娘の姿もあった。きのうようやく落ち着きを取り戻し、家族団らんを楽しんだ樋口選手。大好きな餃子を食べるのは半年ぶり。優貴さんは「折れない、ブレない、芯がすごく通っている人」などと語った。
樋口選手は8年前、20歳で出場したリオデジャネイ五輪で銀メダルを獲得。しかし続く東京五輪では、代表がかかったアジア予選でわずか50g体重をオーバーして失格に。2度目の五輪出場への切符を逃した。樋口選手は「東京五輪で失敗したから勉強した。失敗していなかったら勉強していない。その失敗があったからこその金メダルだと思う」などと話した。樋口選手が見直したのは日頃からの体重管理と減量方法。食事について独学で勉強し、低脂肪・低糖質の献立を自ら作って実践した。普段の体重は65キロほど。2か月をかけて減量を行うが、約8キロ落とすのは至難の業。今回の五輪期間中もギリギリまで減量と戦っていた。準決勝終了後には、決勝戦前に再び計量があるため全ての取材を断り、屋外へランニングに出るほどギリギリの状態だった。それでも普段から苦しい顔はほとんど見せないという。
妻・優貴さんも夫の夢がかなうよう密かに「金メダルを取れるように金髪にする」願掛けを行っていた。樋口選手は「試合(決勝戦)終えてみたら金髪になってて。似合っているなと思った」などと語った。激闘を終えた選手たちを出迎え、拍手と歓声に包まれた成田空港の人垣の中には優貴さんと娘の姿もあった。きのうようやく落ち着きを取り戻し、家族団らんを楽しんだ樋口選手。大好きな餃子を食べるのは半年ぶり。優貴さんは「折れない、ブレない、芯がすごく通っている人」などと語った。