教育評論家である親野智可等が「しあわせ親子の言葉集」をテーマに講演を実施。親野は「子どもがもっとかわいくなる言葉」を順に紹介し、愛情を伝えるための言葉たちであり、親子同士や夫婦同士でも伝え合っていくべきなどと伝えた。親野は「叱ってばかりがなくなる言葉」を順に紹介し、子どもは言葉で表現することが難しいため、イライラせず何か理由があるのだと理解して受け入れてあげることが大切などと説いた。また親野はイラッとした瞬間に気づくことが重要で、自分を俯瞰してみるメタ認知をすることで自分を知り自分に厳しくなりすぎないでいられるなどと告げた。
親野は「どうして」を「どうしたら」に変えることが大切だとして事例をいくつか紹介し、どうしてをどうしたらに変えることで子どもが自分で考えて問題解決できるようになり、また親自身もどうしてと不満に感じることなくどうしたらいいのか考えることで親子がぶつかることがなくなるなどと語った。親野は「自分へ贈る言葉」を順に紹介し、他者に上手に手伝って貰える人ほど自立できるようになっていくなどと語った。親野は子どもに結果を求めず、他者と比べず、アドラー心理学の課題の分離のように親自身の課題と子どもの課題を分けて捉えることが重要などと説いた。