千代田化工建設の年商は5060億円、従業員数は3496人。世界60の国と地域でプロジェクトの実績をあげている。千代田化工建設が生業とするプラントエンジニアリングとは事業計画から資材の調達、建設や運転、解体までプラントすべてに関わる仕事だ。これまで、石油やLNGのプラントを70年以上にわたって作り上げてきた。今、力を入れているのが次世代エネルギー・水素のプラント。水素を運ぶにはマイナス253℃で冷却して液体化するなど手間とコストがかかる。千代田化工建設では画期的な水素の運搬方法を開発中だという。トルエンに水素を結合させることで、常温でありながら扱いやすい液体メチルシクロヘキサンに変える。水素ガスに比べ体積当たり500倍以上の水素を含むことが可能。