今に400近くあるタラヨットの塔は3200年ほど前から作られ始めたもの。ここから約1100年続く文化を少々して「タラヨティック文化」と呼ぶ。島には文字による記録が残っていないため、これまで何のために作られたのかよくわかっていなかった。塔の役割を解明しようと研究者が注目しているのがクルニア・ノウ遺跡。南向きに階段が作られ、上に人が立つことができるスペースが有る。2007年からの発掘によって当時の社会の様子がわかってきた。塔には一部の選ばれた人だけが登ることがえき、階級が存在したのかもしれない。火をおこした跡からは家畜の骨が発掘された。さらに焼き物のコップも見つかった。コップには大麦の成分が残っていて、ビールを飲んでいたと考えられている。塔を中心とした集落が濃厚や牧畜を行い、食料を分け合って生活していたと考えられる。実際に集落の遺跡も見つかっている。