新型コロナウイルス禍で市場縮小が加速した紳士服業界が、海外や若者向けなど新たな需要開拓を進めている。「鎌倉シャツ」を展開するメーカーズシャツ鎌倉は19日にアメリカに再び進出する。2012年10月にアメリカ・ニューヨークに出店したがコロナ禍のあおりを受け、20年末に撤退していた。その他大手も店舗拡大が続いている。AOKIホールディングスは若者向け店舗「ORIHICA」を2030年3月期までに200店体制に拡大する他、青山商事は2027年3月期までに最大40店の新規出店を見込む。総務省の家計調査では2023年の1世帯当たりの「背広服」と「ワイシャツ」の購入額はコロナ禍前と比較して2割から3割減少。クールビズの普及でスーツの需要が減少し続けていたところに、コロナ禍による在宅勤務の増加が追い打ちをかけた。長期的には紳士服市場の縮小が予想される中、どう収益源の多様化を進めるのか各社の戦略が問われると記事は指摘している。(日経電子版)
住所: 神奈川県鎌倉市雪ノ下4-2-15-101
URL: http://shop.shirt.co.jp/shop/
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