長年、生活の足として使われている原付きバイク。市場の縮小に加えて、来年11月以降は排ガス規制が強化されるため、ホンダとスズキは、国内生産を終える方向で検討している。そうした中で、各社が力を入れているのが電動バイク。原付きバイク市場でおよそ5割のシェアを占めるホンダは、1度の充電で53キロ走行できる電動バイクを去年夏に発売するなど、これまでに4車種を投入し、来年春をメドに2車種を他社にも供給する。一方のスズキは、電動バイクとして1度の充電で20キロ走行できる「電動モペット」を開発している。自転車のようにペダルをこげば、走行距離をさらに伸ばすことができるということで、来年以降の発売を目指している。