先週、千葉県の農家を訪ねると今年の米作りが始まっていた。収穫は5ヶ月後だが、例年なら5月ごろまで予約を受け付けていた新米が売り切れてしまう“青田買い”が起きているという。この日も新規業者が商談にやってきていたが契約には至らず。どんどん上がるというコメの価格。価格高騰への切り札として期待されているのが備蓄米の放出だ。千葉県にあるスーパーや飲食店などにコメを卸している卸売業者にも備蓄米の問い合わせが相次いでいるという。今回、入札の対象となる備蓄米は2024年産のコメ10万トンと、2023年産のコメ5万トン。しかしまだこの業者のところにどれくらいの備蓄米が届くのかは分からず、価格が下がるかどうかはわからないという。