ニホンカモシカは日本の固有種である草食動物で、オス・メス共に10センチほどの角が生えているが、基本的には人に危害を加えることがないおとなしい動物だという。帰巣本能があり、山に帰っていく可能性が高いという。名古屋市教育委員会は「野生動物なので突然興奮して襲ってくる可能性もある。遠くから刺激をせず見守ってほしい。もし見かけたらまずは警察に連絡してください」などとしている。ニホンカモシカは、第2次世界大戦下で良質な肉と皮を目的とした密猟により、生息頭数が減少したとされており、1955年に特別天然記念物に指定された。近年、分布域が拡大し、住宅地での目撃の報告も増加している。東京農工大学の小池伸介さんは「ニホンカモシカは牛の仲間で、シカの角が生え変わるのに対し、カモシカは抜けずに成長していきます」などと話した。先月大阪市内で捕獲され、後に能勢温泉に保護された「シカやん」の映像を紹介した。6月に公開予定だという。
