メディアジャーナリストの長谷川朋子さんは「SHOGUN」について、日本歴史や文化をまとめた900ページのマニュアル本がスタッフに配布された、作品の中の切腹するシーンについての死生観や美学を深く理解して描こうとしていたという。アメリカ人は映画やドラマを字幕よりも音声そのもので楽しみたい気持ちの方が強かったが、業界が異文化を正しく表現しよう、配信全盛期ということで字幕に慣れ親しんできているという。戦後武将をモチーフにした時代劇は普遍性があり、世界中の人が大好きなテーマであるからこそ、「SHOGUN」が受け入れられたのではないかという。