処理水放出による水産物への影響について、武藤は、中国に頼っていたものを国内で回せるように、新たなビジネスモデルを作ることができれば、さらなる利益につながるなどと話した。日本の水産物輸出において、2割以上が中国向けだった。処理水に含まれるトリチウムをめぐっては、福島第一原発では今年度、約5兆ベクレルを排出し、来年度からは22兆ベクレル未満とする計画だ。中国の陽江原発では、2021年に、112兆ベクレルが排出されている。フランスのラ・アーグ再処理工場では、1京ベクレルが排出されている。日本の放出について、IAEAは、国際安全基準に合致していて、環境などへの影響は無視できるとしている。