4日火曜日。有権者の数およそ10億人。5年に一度、1か月半かけて投票が行われるインドの総選挙でこの日、開票作業が始まった。与党連合で過半数を維持したもののモディ首相率いるインド人民党は大幅に議席を減らし単独過半数に届かなかった。インドの経済発展をけん引し、ロシアとの独自外交などでも存在感を示してきたモディ首相。一方で、ヒンズー至上主義を鮮明にし、少数派のイスラム教徒らの反発が強まる中、物価の高騰や失業などに苦しむ国民も多く求心力の低下も指摘されている。元外務事務次官・藪中三十二さんは「国際的な影響力もちょっとこれから陰りが出てくるのではないか」とスタジオコメント。