成田空港の必殺修理人を取材。スーツケースのタイヤトラブルはゴムの劣化以外にも。女性が持ってきたのは根本から外れたタイヤ。無理やり引っ張った時に基盤のプラスチックが割れてしまったという。女性はこれからベトナム出張で商品サンプルなどを持って行くのに重すぎて届けられないとのこと。修理人中村一登店長はタイヤの基盤を交換し約25分で修理完了、料金は5500円だった。その後女性は無事ベトナムに到着した。スーツケースのトラブルは様々で、家族4人で来店した20代の男性は、空港に着いてから持ち手が下がらないことに気づいたという。原因はハンドルのボタンが使えない状態になっていること。スーツケースの持ち手はハンドルのボタンを押すことで連動している中のストッパーが外れて持ち手が下がる構造になっているが、男性のスーツケースはボタンと連動するプラスチックの部品が折れた可能性がある。完全な修理は出来ないがチェックインが優先なので修理人も応急処置で対応。お店に集まるのはスーツケースだけではなく、40代の男性が持ち込んだのはスニーカーの靴底。男性の住まいは北海道で千葉県の実家に帰省中のため、靴は修理のために北海道から持ってきたという。まずはのり付けから慎重に張り合わせたら、剥がれやすい端は別ののりを塗って最後に工業用のホチキスで留めたら完成。料金は1足で3960円。この出来栄えに男性はあと2~3年くらい使いたいと話した。
続いて来店した米国から帰国した女性は、スーツケースの鍵が折れて開かなくなってしまったという。スーツケースの中においっ子たちへのお土産が入っているので、女性はこの日のうちにスーツケースを開けたいという。修理人が作業を開始すると、わずか1分半で解錠。2200円の料金がかかったものの、女性は無事にお土産を渡し、おいっ子たちに喜んでもらうことができたと話す。
続いて来店した20代男性の依頼は、開かなくなったスーツケースの解錠。男性はバリ島に旅行中、現地のホテルに到着したところでスーツケースの鍵が開かないことに気づいたという。鍵は3桁のダイヤルロック式で、開けるには1000通りの中から正しい暗証番号を探る必要がある。男性は「初日で全部1000通りやって、でも開かなかった」と話し、なぜか暗証番号がどれも当てはまらず、スーツケースは1週間、役に立たないどころか、ただの重たい箱に。修理人は番号を絞れたそうだが、スーツケースは開かない。ここで、ダイヤルを諦めて鍵穴からの解錠に作戦変更。すると、わずか40秒で開いた。なぜダイヤルで開かなかったのか。ファスナーを繋ぎ止める可動部品が反応しなくなっていたため、ダイヤルが合っていても鍵が開かなかったという。修理人は「第三者がこじ開けようとしたのか、ファスナーを止める部分が変形している」と指摘する。幸いにも男性の荷物は無事だったが、修理人は「昔から中身を抜かれるとかはよくある。最近は中に入れられる方が怖い。違法薬物とか。(対策は)鍵が1箇所だけだと、そこを壊せば簡単に中にアクセスできるので、鍵は余計につけておいた方が安心かと思います」と話し、自分の荷物を守るためにもセキュリティーは高いに越したことはないという。
これからタイへ向かうという4人家族は、スーツケースの鍵を家に忘れてきてしまったという。しかし、修理人はスーツケースを見るなり、「ちょっと無理かもしれないな」と話す。このスーツケースは磁石の力を使って開くマグネットキー。鍵と鍵穴の内部に小さな磁石が複数入っていて、互いが引き合ったり離れたりすることで解錠できる仕組みだが、S極とN極の向きや配列はスーツケースによって様々。そのパターン数は修理人でも未知数。しかも今回のケースは、そんなマグネットキーを2種類装備。防犯性が高い分、修理人にとっては難しい挑戦。壊さずに開けるのは至難の技。しかし、スーツケースは、依頼人の男性が父親から借りた物なので、できれば壊したくないという。しかもフライトまではあと3時間で、自宅まで鍵を取りに戻る時間はない。修理人は丸い鍵穴から、お店の道具を使って開け方で探っていく。修理人は指先の鍵に全集中する。すると、わずか3分半で鍵を解錠。幸いにも2つ目の鍵はかけていなかったようで、壊さずにスーツケースを開けられた。
続いて来店した米国から帰国した女性は、スーツケースの鍵が折れて開かなくなってしまったという。スーツケースの中においっ子たちへのお土産が入っているので、女性はこの日のうちにスーツケースを開けたいという。修理人が作業を開始すると、わずか1分半で解錠。2200円の料金がかかったものの、女性は無事にお土産を渡し、おいっ子たちに喜んでもらうことができたと話す。
続いて来店した20代男性の依頼は、開かなくなったスーツケースの解錠。男性はバリ島に旅行中、現地のホテルに到着したところでスーツケースの鍵が開かないことに気づいたという。鍵は3桁のダイヤルロック式で、開けるには1000通りの中から正しい暗証番号を探る必要がある。男性は「初日で全部1000通りやって、でも開かなかった」と話し、なぜか暗証番号がどれも当てはまらず、スーツケースは1週間、役に立たないどころか、ただの重たい箱に。修理人は番号を絞れたそうだが、スーツケースは開かない。ここで、ダイヤルを諦めて鍵穴からの解錠に作戦変更。すると、わずか40秒で開いた。なぜダイヤルで開かなかったのか。ファスナーを繋ぎ止める可動部品が反応しなくなっていたため、ダイヤルが合っていても鍵が開かなかったという。修理人は「第三者がこじ開けようとしたのか、ファスナーを止める部分が変形している」と指摘する。幸いにも男性の荷物は無事だったが、修理人は「昔から中身を抜かれるとかはよくある。最近は中に入れられる方が怖い。違法薬物とか。(対策は)鍵が1箇所だけだと、そこを壊せば簡単に中にアクセスできるので、鍵は余計につけておいた方が安心かと思います」と話し、自分の荷物を守るためにもセキュリティーは高いに越したことはないという。
これからタイへ向かうという4人家族は、スーツケースの鍵を家に忘れてきてしまったという。しかし、修理人はスーツケースを見るなり、「ちょっと無理かもしれないな」と話す。このスーツケースは磁石の力を使って開くマグネットキー。鍵と鍵穴の内部に小さな磁石が複数入っていて、互いが引き合ったり離れたりすることで解錠できる仕組みだが、S極とN極の向きや配列はスーツケースによって様々。そのパターン数は修理人でも未知数。しかも今回のケースは、そんなマグネットキーを2種類装備。防犯性が高い分、修理人にとっては難しい挑戦。壊さずに開けるのは至難の技。しかし、スーツケースは、依頼人の男性が父親から借りた物なので、できれば壊したくないという。しかもフライトまではあと3時間で、自宅まで鍵を取りに戻る時間はない。修理人は丸い鍵穴から、お店の道具を使って開け方で探っていく。修理人は指先の鍵に全集中する。すると、わずか3分半で鍵を解錠。幸いにも2つ目の鍵はかけていなかったようで、壊さずにスーツケースを開けられた。
住所: 千葉県成田市三里塚御料牧場1-1
URL: http://www.riat-rs.com/shop/
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