リオ・デ・ジャネイロで発生したバスジャック事件。特殊部隊がバスを取り囲み投降するしかない状況だったがサンドロは報道陣に向かって銃で威嚇するように発砲。午後4時頃、サンドロは抵抗された際に厄介になりそうな男性2人を解放。残された人質は女性8人と高齢男性1人。さらに人質の女性に所持していた口紅を使って6時に全員を殺すなどのメッセージを書かせ挑発を続けた。
1993年ごろ、カンデラリア教会の周りには72人の子どもたちがストリートで暮らしていた。その中にサンドロもいた。スラム街で生まれたサンドロは母親一人に育てられたが9歳のときに目の前で母親を殺害された。行き場をなくしたサンドロが辿り着いたのがカンデラリア教会だった。そして生きるために犯罪に手を染めていった。