石破総理大臣は日本時間きょう未明、APEC首脳会議出席のため訪問していた南米・ペルーでボルアルテ大統領と会談し、戦略的パートナーとして連携を強化する方針を確認した。石破総理は「日本とペルーは価値や原則を共有する戦略的パートナーであります。2国間関係の強化のみならず、地域情勢や国際場裡における協力をさらに深めていくことで完全に一致した」と述べた。首脳会談で両首脳は、今後10年間を見据え幅広い分野で協力関係を強化する方針を確認しロードマップを策定した。具体的には豊富な鉱物資源を持つペルーを日本は南米の重要な資源の供給源と位置づけ、サプライチェーンの強靱化に向け連携を強化する考え。また、ペルーには中南米で2番目に多い日系人が住んでいることなどから、日系社会との連携強化も確認した。石破総理は、この首脳会談をもってAPEC首脳会議を中心とするペルーでの外交日程を終えた。次はブラジルのリオデジャネイロでのG20サミット(主要20か国・地域首脳会議)に出席する。