パリ五輪・レスリング女子53キロ級の決勝に藤波朱理選手が登場。藤波選手は世界ランク1位の選手を相手に10対0と圧勝。五輪初出場で金メダルを獲得した。また藤波選手は自身の連勝記録も137連勝にまで更新した。藤波選手の強さについて伊調馨コーチは「手足の長さを活かしたレスリングスタイル。入り込めないし自分で距離を測れる」などと話した。藤波選手は164cmと女子53キロ級の中では長身。攻撃力はもちろん手足の長さを活かした鉄壁の守備力も持ち味で、今大会で許した失点はわずか2点。藤波選手は4歳からレスリングを始め、17歳で世界一になり、連勝記録を伸ばし続けている。「勝って当たり前」のプレッシャーについて藤波選手は「全くゼロではないが、怖くなる時もある。そのプレッシャーを感じられるのも自分しかいない」などと話した。