まずは洗濯から。洗う・干す・アイロンがけなど服をきれいに仕上げるには様々な工程が必要だが、なないろ隊の2人は手洗いしてもシミが落ちない、アイロンが苦手で着られない服があるのが悩みだという。一人目の達人は永井良房さん。水洗い専門クリーニング店「ルタクト」の代表をつとめ、その道35年の豊富な知識と熟練の技術をいかし複雑なデザインの服からハイブランドスニーカーまで水洗いで美しく仕上げる。教えてもらうのはシミ抜きとアイロンがけのテクニック。まずはシミ抜き。市販の洗剤をそのまま使うのではなく酸素系漂白剤(液体)・酸素系漂白剤(粉末)・中性洗剤の3つを混ぜ合わせる。歯ブラシで汚れに直接塗っていく。酸素系漂白剤は酸素の力で汚れの色素を分解するが、粉末はアルカリ性液体は酸性という違う性質を持ち、混ぜ合わせることで酸素が多く発生しより高い漂白効果を生み出す。さらに中性洗剤に含まれる界面活性剤で汚れをはがす効果もある。このシミ抜き剤なら固まったチョコレートや染み込んだワインなど食べ物の汚れならほとんど対応できるそう。あとは40℃程度のお湯に乗せて1時間放置するだけ。チョコレート・ケチャップ・ワインの3つのシミがこすることなく真っ白になっていた。続いてアイロンがけ。アイロン用スプレーのりを使う。缶のタイプは霧が細かく乾きが早い。先にスプレーのりを吹きかける。平らにしてからアイロンを乗せる。わずか1往復でOK。アイロンのすべりもよくなるので広い背中もラクラク。洗濯のときに汚れが落ちやすいというメリットもある。
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