そもそも石油とは、プランクトンなどの死骸が変化してできるもの。大昔、プランクトンなど生物の死骸が海の底に溜まり、その上に土砂が積み重なり地中深くに埋もれていく。土砂の圧力や地熱により長い時間をかけ性質が変化していく。そして炭素と水素の塊に変化。地下深くからだんだん上の方に移動し、数千万年かけて石油・天然ガスが出来てくる。そのため石油も天然ガスも主な成分は同じ。液体か気体かの違い。この過程が化石のようなので化石燃料と呼ばれる。石油は石の中に封じ込められているので「石の油」と書く。地上から穴を掘っていき石油の地層まで到達すると、圧力差により石の中に封じ込められていた液体が地上に噴出。天然ガスも石の中の細かい隙間に含まれている。石油はタンカーで運ぶが、天然ガスは-162℃まで気温を下げると液体(LNG)となり体積が約600分の1になる。球形の中に入れると圧力が均等にかかり安全に運べるという。地下から掘り出したそのままのものが原油、原油を加工したものを石油製品、これらをまとめて石油と呼ぶ。石油製品の作り方は、まずは原油を熱し、原油に含まれているものの沸点の違いで分離。一番軽いものがLPガス。その次がガソリン・ナフサ、灯油、軽油、重油などとなる。それぞれ使い道は全然違い、重油はドロドロで扱いにくいので主に火力発電所や大型の船の燃料など。軽油はディーゼル車の燃料に。ドイツ人のルドルフ・ディーゼルが軽油を燃料にしたエンジンを発明。燃やしたときの発熱量がガソリンより多いので、トラックやバスに向いている。軽自動車は軽油を入れると勘違いしている人がいるが、基本的にガソリン車なので、入れ間違えると動かなくなる可能性もある。ジェット機の燃料はストーブの燃料とほぼ同じもの。ガソリンに比べると灯油は燃えにくいため。灯油は低音でも凍りつきにくい。主翼の内部はほぼ燃料タンクとなっている。プラスチックなどの原料となるナフサ。原油は炭素と水素の塊なので、炭素や水素を分解したり合成したりすると樹脂のようになる。
