TVでた蔵トップ>> キーワード

「ロガーズ」 のテレビ露出情報

林業のイメージアップを図ろうと群馬県藤岡市の男性がチェーンソーを使った競技の普及を進めている。林業はかっこいいと競技者が口をそろえるという奥深い世界にご案内する。チェーンソーを使った競技と普及を行うグループ「ロガーズ」は年齢や性別はばらばらだが、皆、林業をしながら競技をしている。ロガーズの中心で競技の普及を進めているのが藤岡市の今井陽樹は国内外の多くの大会で上位に入ってきたトップ選手だ。チェーンソー競技の国際大会「WORLD LOGGING CHANPIONSHIP」が始まったのは実は54年前。林業の認知度向上が目的だった。それから44年がたって日本でも大会が開かれるようになり今では100人ほどが出場している。競技は5種目の合計得点で競う。その1つがソーチェーン着脱。刃がついたチェーンを外して別のチェーンに付け替えるスピードや正確さを競う。これは丸太合わせ輪切りという種目。丸太を上下から切りその切り口の角度がどれだけ90度に近いかとスピードを競った。チェーンソーのエンジンの激しい振動に耐えながらミリ単位のコントロールが求められるため体力はもちろん高い集中力が欠かせない。その競技を広めようと奮闘する今井の背景にあるのが担い手不足という危機感。林業に従事する人は1985年に12万人余りいたが、その後、35年で3分の1ほどに。一方で、65歳以上の人の割合は今、4分の1を占めるほどになった。防災減災には欠かせない森林整備を行う林業への理解を広げ、もっと若い人たちにも携わってほしいというの思いがチェーンソーの技術向上にもつながる競技の普及を図る今井の原動力。今井の呼びかけで集まったグループ、ロガーズの1人、下仁田町の横山大蔵、28歳。ことしの日本の大会で2位の若き実力者は競技に打ち込む今、みずからの仕事に誇りを持てるようになった。林業界のシンデレラと言える存在も生まれている。福島県の25歳、武藤唯は林業を始めて僅か3か月ほどだが、競技歴10年の今井が異次元のうまさと舌を巻く期待の新星。チェーンソーを自在に操る林業の人たちってかっこいい。そう思ってくれる人が当事者以外にも増え職業への理解がもっと広がることを願って今井たちはきょうもチェーンソーのスキルアップを図っている。今井は今後海外の選手を日本に呼んで大規模な大会を開き林業をもっと盛り上げたいと話しているという。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.