きのう、東京ドームでメジャーリーグが開幕し、史上初の日本選手開幕投手対決が実現した。メジャーリーグ開幕戦の初回、日本中が注目の大谷翔平(30)と今永昇太(31)の対決からスタート。ここは、今永が大谷をセカンドゴロに討ち取る。今永は2打席目も大谷翔平を打ち取り、4回を投げて被安打0・奪三振2・無失点でマウンドを降りる。1回ウラ、ドジャース先発の山本由伸(26)は、ランナーを1人置いてカブス・鈴木誠也(30)との日本選手対決。ここは、山本が鈴木のバットを粉砕し、ショートライナーに打ち取る。その後、山本は5回を投げて被安打3・奪三振4・失点1の好投を見せる。2打席ノーヒットの大谷は5回、ライト前へ今シーズン初ヒット。さらに9回にもライト線へツーベースヒットを放った大谷は、開幕戦で5打数・2安打の活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。試合後、大谷は「あんまりバッティングに関して緊張することは普段ないんですけど、珍しく緊張しているなという感じは1打席目はあった。フォアボールだけはいらないなという感じで思いっきり、いき過ぎている感覚がありました。それ以降の打席でしっかりと冷静に対処できた」と語った。ドジャースで自身初の開幕投手で勝利を挙げた山本は「コンディションはすごくよかった。いいバランスで投球できたので、力をいつもよりだしたとかじゃない。しっかり力の伝わったボールが投げられた」と語った。勝利とはならなかったものの、ドジャース打線を4回・ノーヒットに抑えた今永は「僕にとってのミッションは2つ。ひとつは、いいゲームをすること、もうひとつは、この試合にチームが勝利をすること。いいゲームをすることはできたが、試合に勝つことはできなかったので、アメリカに持ち帰ってチャレンジした」と語った。