アメリカの国際貿易裁判所はトランプ政権の相互関税などの措置に対して差し止めるよう命じた。この決定を不服として、トランプ政権は連邦控訴裁判所へ控訴した。レビット報道官は29日、国際貿易裁判所の決定による影響はないとして、引き続き各国との協議を行うと強調した。トランプ大統領は自身のSNSに投稿し、最終的に決定が覆ることに期待を示した。そして29日、連邦控訴裁判所は審理の間、国際貿易裁判所の決定を一時停止するよう命じた。これにより対象の関税措置は継続されることになる。また。原告側に一時停止に関する答弁書を来月5日まで、政権側に控訴に関する書類を来月9日までの提出を求めた。トランプ政権にとって柱となる措置の法的根拠の否定は政権への打撃となり、控訴審などでの判断が焦点となる。