きょうの為替について山田修輔がスタジオで解説。輸出企業にとってはいいヘッジの水準になるため、上値は重たいのでは。ドル円は先月140円台まで下げて、今月150近くまで戻ってきているが、上げ下げの中でロンドンと東京の市場で値動きが違う。ロンドン市場は海外投資家の影響力が強く、バンクオブアメリカでは毎月、グローバル債券投資家調査を実施。投資家の動向を見る上で参考になる。2025年にかけて最大のドルの押し上げ要因は、「米国例外主義」の継続、現在のFed利下げの織り込み行き過ぎ、共和党政権の選挙リスクなどがある。押し下げ要因は、金利差縮小が47%、民主党政権リスクが20%などがあり、米国の経済動向と政治リスクに注目が集まる。東京市場時間もいずれ円安基調に戻ってくるとみている。