BBCなどによると、イギリス政府は16日ロンドンの中心地で予定されている、中国大使館の建設を承認するかどうかの決定を延期すると発表した。予定地は中国政府が2018年に購入したもので、建設されればヨーロッパ最大級の中国大使館となる。正式な建設許可は当初、先月上旬に出される予定だったが、これをイギリス政府が今月21日に延期し、さらに今回12月10日に再び先延ばしにしたもの。中国大使館の建設をめぐっては、市民や専門家などから「中国政府の諜報活動などの拠点となる可能性がある」と懸念の声が上がっていた。在イギリス中国大使館は、新しい大使館の開発計画は現地の規制と手続きに沿ったもの、イギリスが承認を繰り返し遅らせることには根拠がなく不当だと反発している。