JR秋葉原駅から徒歩7分ほどにあるロールキャベツ専門店 rolls。看板メニューはロールキャベツセット デミグラス。切り盛りするのは父と娘で、店主は娘の彩香さん、父・賢一郎さんは調理担当。あんは牛・豚の合いびき肉でキャベツへの包み方は企業秘密。豚骨スープを使い弱火でじっくり煮込みひと晩寝かせることでよりコクのある味わいになる。デミグラスソースは牛すじや野菜を豚骨スープで丸1日かけて煮込み濃厚な味わいに。ソースは全部で3種類。ホワイトソースは乳製品を一切使わず豚骨スープで煮込んだ野菜に米粉でとろみを出す。トマトソースはトマトやタマネギなどの野菜にベーコンとアンチョビを加えたまろやかで酸味の効いた味わい。父・賢一郎さんは洋食シェフとして30年以上のキャリアの持ち主で、個室レストランを営んでいたがコロナ禍により閉店。話し合う中で父に仕事を続けて欲しいと考えた彩香さんは、体に負担なく長く続けられるようメニューを絞った専門店を開くことを提案したという。当時裏メニューとして常連客にだけ出していたロールキャベツをメインに考えたが賢一郎さんはうまくいくはずがないと猛反対。そこで彩香さんは努めていた会社を辞めて店主に、そして2022年にロールキャベツ専門店をオープンした。専門店として勝負するにあたりトマトソースだけだった味を3種類に増やした。デミグラスソースとホワイトソースは2人で試作を重ねてたどり着いた味。