米国大統領選挙は5日、投票日を迎え、全米50州と首都ワシントンで投票が行われている。民主党・ハリス陣営の会場から中継。日本時間昨夜から投票が始まった大統領選挙は、全米50州と首都ワシントンに割り振られた538人の選挙人のうち、過半数となる270人を確保した候補者が勝利する。現地メディアの調査では538人の選挙人のうち、民主党・ハリス副大統領が226人、共和党・トランプ前大統領が219人の獲得が有力視されている。勝敗のカギは、7つの激戦州に配分された93人の選挙人をどちらがより多く獲得するかで、最後まで激しい攻防が続くものとみられる。接戦が続けば集計にも時間がかかることから、結果の判明には少なくとも数日かかるとの見方が大勢。ハリス陣営の会場には、副大統領候補・ウォルズミネソタ州知事も訪れる予定で、中央に設けられたステージでハリス氏が演説を行う予定。
フロリダ州ウエストパームビーチにあるトランプ氏陣営の選挙観戦の会場から中継。共和党・トランプ前大統領は、昼過ぎにメラニア夫人と投票を行った。現地時間の夜、演説を行う予定。ハリス氏が勝利するには「不正しかない」というトランプ氏の主張に賛同する支持者が、選挙結果によっては暴動を起こすのではないかという懸念も強まっている。激戦州を中心に各地の投票所や開票場には大勢の警察官が配備され、国民の不安や警戒感も高まっている。