ワシントンから中継。横堀拓也はテクノロジー安全保障を日米が強化する狙いについては日米に切れ目なく中国に対抗していく狙いがあり、幅広い分野での連携強化が進んだという。今回の首脳会談では有事に際して自衛隊やアメリカ軍の連携が可能な限り切れない形で対応ができるよう指揮や統制の仕組みを強化。ミサイルの共同開発や共同生産を進めるべく両国の定期協議を行うことで合意したという。これらは伝統的な安全保障の分野だが、日米は今回武器となる半導体やAIなどの先端技術分野や宇宙分野での連携も行い、日米による中国包囲網を世界にアピールした形になったという。また日米比首脳会談は中国を念頭に重要鉱物を巡るサプライチェーン強化で合意すると見られている。また11月にはアメリカ大統領選挙が控えているが、トランプ氏の再選もあり得る。バイデン大統領との連携強化については日本政府もトランプ氏の返り咲きを想定していて、トランプ氏の関心も高い防衛費の増額に加え現地の雇用を作り出す日本企業のアメリカへの投資拡大をアピールしている。総理同行筋はそもそもアメリカでは中国に対する懸念の高まりとともに、日本との関係を重視する姿勢は民主・共和党間で一致しているという。米議会の演説でも日米経済的なつながりを強調し、対中国を意識した訴えもするという。民主党・共和党の両党に受け入れられやすい訴えで日米関係の重要性を示したい考えだという。