アメリカ大統領選の開票が想定より早く進んだことについて、樫元は、期日前投票の開票に早めに着手するなど、前回の選挙を受けてルールが変わったことも影響しているが、最も大きな要因は、ハリス氏とトランプ氏の票差がかなり開いたこと、ペンシルベニア州で13万票差がつくなどしたなどとし、10月頭に行った現地取材ではトランプ氏の勢いが強かった、10月に入ると世論調査でもトランプ氏が伸びてきていた、国民の関心事は物価高であり、これまで政権を担ってきたハリス氏ではなく、トランプ氏に対する新しい何かをもたらしてほしいという期待が高まり、ハリス氏の失速につながったのではないかなどと話した。ハリス氏の敗因について、樫元は、激戦州のペンシルベニア州では、ハリス氏が候補になる前から有権者登録する人は共和党の人が圧倒的に多く、登録を民主党から共和党に変えた人も多かった、ハリス氏になる前から民主党への逆風は強かったなどと話した。トランプ氏は、ウクライナ情勢について、当選すれば24時間以内に戦争を終わらせると発言し、ロシアに有利な形で早期決着を図る可能性もある。中国については、関税を60%に引き上げ、日本についても関税を10~20%に引き上げるとしている。