ヘグセス国防長官などアメリカ・トランプ政権の中枢メンバーらが、軍事作戦の詳細な情報を民間のメッセージアプリでやり取りしていた問題。ワシントンの連邦地方裁判所はヘグセス国防長官らに対して、イエメンでの軍事作戦についてのやり取りが行われたとみられる今月11日から15日までの内容を保存するよう命じた。このアプリでは一定の時間がたつと一部の内容が消去される設定になっていたことが分かっていて、弁護士らで作る市民団体は裁判所にヘグセス国防長官らに対して公務に関する記録を保存するよう求める申し立てを行っていた。今回の問題は雑誌の編集長がグループチャットに誤って追加されたことから発覚。政権の中枢メンバーの違法性が問われる可能性も指摘されていて、与党・共和党議員が委員長を務める議会上院の軍事委員会からも経緯について調査を求める動きが出ている。