映画監督のポン・ジュノさんが来日し、NHKのインタビューに応じた。アメリカのアカデミー賞で外国語の映画として初めて作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族」の監督を務め、韓国の厳しい“格差社会”を描いた。平凡な家庭で育った自分の経験したことがないことを描くのが創作者の使命だと語った。監督の最新作が3月28日に公開された「ミッキー17」。舞台は2054年に近未来。主人公ミッキーは借金の取り立てに追われる若い男性。辛い日々から逃げ出すために遠い惑星で使い捨て労働者となった。未知のウイルスの影響を自分の体で試す過酷な仕事だった。ミッキーは死んでしまうが、未来の技術“人体プリンティング”で生き返り、死ぬことが仕事になった。舞台は未来だが、現実社会を連想させる“搾取の構造”が描かれる。監督は映画のテーマを「人間性は変わらない」と語った。
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URL: http://www.warnerbros.co.jp/
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