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「ヴェロネーゼ事務局長」 のテレビ露出情報

水没の危機に直面したアブ・シンベル神殿。タイムリミットは5年。当時、エジプト政府は建設費用の大半をソ連からの支援に頼っていたため西側諸国からの援助は期待できなかった。1960年3月、UNESCOのヴェロネーゼ事務局長は世界に「移籍の存続を求める権利を持っている。それはソクラテスの思想、ベートーベンの交響曲と同じ人類共通の遺産」などと訴えかけ、世界へ移籍救済のプランを募集。世界各国から様々なアイデアが届いた。採用されたのはスウェーデンからの分割移築案。「貴重な遺跡に傷をつけるのか?」と多くの反対の意見がでた。工事中の神殿前には様々な国のエンジニア・考古学者・作業員など2000人が集結し意見を戦わせた。特に考古学者は機械で切断すると切断面が4cm消失することに大反対。イタリアから大理石採掘場からノコギリを輸入し4mmまで抑えられた。考古学者がこれだけは切断してはいけないと言ったのがハピ神。重さ30tを超え運搬途中に壊れる危険があったため真っ二つに切断する予定だった。危険だったが時間を賭け運び成功した。1966年5月、ブロックの切断が完了し組立作業が始まった。

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