ドイツは先月、空軍の戦闘機などを日本に派遣して、航空自衛隊と共同訓練を行い、今月はフリゲート艦などを3年ぶりに日本に寄港させ、海上自衛隊と共同訓練を予定している。ドイツ軍がインド太平洋地域に空軍と海軍を同時期に派遣するのは初めて。先月下旬、首都ベルリンでNHKのインタビューに応じた、ドイツのピストリウス国防相は「貿易立国のドイツとしても、この地域の安定を重視している」と強調。中国の海洋進出の動きに懸念を表明した。そして「インド太平洋地域のパートナーとして、日本を特に重視している」として来年、陸上自衛隊が離島の防衛を想定して米国海兵隊と定期的に行う共同訓練に、ドイツ陸軍を初めて参加させることも検討していると明らかにした。ドイツ空軍提供・ドイツ空軍と航空自衛隊の共同訓練、インド太平洋へ向かうドイツ海軍の艦船の映像。