一休の脳内メーカーで見られた逆という文字は、逆転的な言動を指す。普通とは違う視点を持っている人間だった。お経は表面的なものでトイレットペーパーにしてしまえという表現をしている。権威や常識を鵜呑みにせず、間違っていると思えば真っ向から異を唱えた。一休の死後200年を経た江戸時代、とんち話の一休さんへと結びついていく。江戸時代初期に出版された「一休ばなし」には、この橋渡るべらからずの話が書かれている。武士や寺社などが権威を持っていた江戸時代に知恵一つで偉い人たちの鼻を明かした一休が人気を集めた。一休の物語は歌舞伎や講談などにも広がり、とんちの一休さんのイメージが定着していった。
