「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービスがオープンさせる新業態「ひとりすき焼き」。店内は落ち着きのある離れの茶室をイメージ。特徴は、1席ごとに置かれた鍋。肉は大判1枚を2つに切り分けたもので料金は肉の種類により1980円、2530円、3850円の3パターンを用意した。野菜を入れると、肉や卵の味が薄まるとして野菜なしにこだわった。この事業は2代目社長の一瀬健作氏みずからが発案した。健作氏が父親である邦夫氏から社長を引き継いだのは2022年。「いきなり!ステーキ」の不採算店舗の整理や原価の見直しなどの手を打ち今年は6年ぶりに営業利益の黒字化を見込んでいる。社長みずからが初めて主導する新業態で反転攻勢のきっかけをつかみたい考え。