重さ238キロで、4年ぶりの1億円超えとなった一番マグロがトロと赤身のセットで、1080円で振る舞われた。銀座おのでらを運営する会社と仲卸業者のやま幸が競り落とした。けさ、東京・豊洲市場で、新年恒例のマグロの初競りが行われた。開始前には、能登半島地震の犠牲者に黙祷が捧げられた。ことしは、新型コロナが5類に移行してから初めてのお正月。最高値の青森・大間産マグロには、去年の3倍以上となる1億1424万円の値がついた。釣り上げたのは、漁師歴約30年の菊池正義さん。去年とおととしの初競りでは、2番目だった。大間のマグロは、これで13年連続の一番となった。ハワイ旅行に行っていたやま幸の山口代表は、羽田の飛行機事故の影響で帰国が遅れ、けさまで連絡が取れない状況だったが、きのう夕方に帰国して、初競りに参加できたという。オノデラグループは、初競りマグロの売上の一部を被災者に寄付する予定だという。