福井局では夕方のニュース番組などで16年前から「ほやほやみつけ隊」というコーナーを放送。福井局のキャラクター「一福丸」と共に県内各地を巡り魅力的な人や取り組みなどを見つけてくる。今回訪ねたのは、坂井市三国地区。日本海に面していて、越前ガニや甘エビなど海の幸に恵まれた港町。この地区の自慢は、北陸三大まつりの1つ「三国祭」。江戸時代から明治時代にかけて北前船の航路として栄えた三国地区。豪商の館や町家など昔ながらの町並みが今も色濃く残る。三国ガチャでは、三国祭で登場する山人形がモチーフの缶バッジが出てくる。三国祭を始め、特産のカニなどがデザインされたキーホルダーなど21種類がある。三国ガチャを作ったのは、地区に住む山田さん。小学1年生の時に三国に引っ越してきたという。勇壮な山、盛り上がる大勢の人たちや活気溢れる町に心惹かれたという。しかし高齢化などで約6500いた地区の人口は10年間で2割近く減少。活気がなくなりつつある町に危機感を覚え、5年前から三国祭や観光スポットを取材しSNSに投稿。地区の魅力を発信。山田さんは去年会社を設立。より多くの人に三国や祭の魅力を伝えようとグッズの制作・販売に取り組んでいる。今新たに取り組んでいるのはTシャツの制作。この日は山人形の作業場を訪ね、デザインの参考にするため写真を撮っていた。山田さんのこうした活動に地区の人達は大きな期待を寄せている。