三浦市に住む小学3年生の下里あかりちゃんは、3歳で脳に腫瘍ができ、がんと診断された。退院から約4年再発はしていないが、言葉の出づらさや足のふらつきなど後遺症と闘っている。あかりちゃんは3歳で歩行の異変を訴えるようになった。医師の診断は「髄芽腫」。悪性腫瘍で患者の多くは10歳未満の子どもである。歩行の異変はバランスを司る小脳にできた腫瘍によるものだった。腫瘍は無事摘出できたが、抗がん剤治療、入院生活と、3歳のあかりちゃんには試練の日々が続いた。両親はコロナ禍で夜は付き添えず病室にひとりにならざるを得ない。ある日、病院で仲良くなった2歳の女の子が亡くなった。その両親は「今すごく幸せです。やっと家族3人で家に帰れます」と話したという。命は長さではなく深さだと知ったあかりちゃんは両親は家族の時間を大切にしようと心に決めた。下里家を訪ねた芳根京子も中学2年生で、手足がしびれたり力が入らなくなる「ギラン・バレー症候群」を発症した。年間10万人に1~2人が発症しており、芳根は治療に1年を費やした。芳根によるとその間、両親はいつも笑っていたという。悲しいそぶりを見せず気丈に支えてくれた家族の愛情を感じたことができた、乗り越えられる試練だったと語る。下里夫妻はこれに同意し、この試練を乗り越えて周りにもいい影響を与えられる家族になれると語った。そしてこの夏、あかりちゃんは新たな挑戦をする。
