きょうは「徒花-ADABANA-」を紹介。構想に20年以上を費やし、主演の井浦新さん、水原希子さん、永瀬正敏さんら多彩なキャストが揃い、近未来を描いたSF作品。未知のウイルスが蔓延した社会が舞台で、延命のためにクローンを作り、命をもらうことが認められていた。井浦さんは病気で療養中の新次とそのクローンを演じる。細田さんは「これが現実!?人間とクローンの関係」を注目ポイントとし、「井浦さんが全身真っ黒なのに対して、クローンがどれだけ心がキレイかの清潔と清純を表現したのかな」と話した。この映画では、主人公の新次が初めてクローンと対面する場面が重要なシーンとして描かれている。クローンは内面までそっくりに育たないという発想で作られたSF作品だ。タイトルもなっている「徒花」とは、次の世代に種の残さず、一代で終わる花のことで、ソメイヨシノは劇中ではクローン桜として紹介されている。細田さんは「クローンという存在でも、キレイさとかは変わらない。人からも愛される」と話した。