見ごろを迎えている横浜市港南区のリュウゼツラン。100年に一度花が咲くとの異名を持つが実際は数十年に一度。番組が独自に調査したところ全国32か所で開花。なぜことし一斉に花が咲いたのか。近年の気温上昇のほかにもう1つ理由があった。埼玉県坂戸市の住宅街、地元で話題沸騰のスポット。約50年前に譲ってもらったリュウゼツラン。兵庫県伊丹市の半導体製造を行う工場（三菱電機高周波光デバイス製作所）。昭和34年に前身の工場が設立された。敷地内にある倉庫の奥、1日限定のリュウゼツラン見学ツアー。設立の翌年、写真に写る複数の南国系植物。埼玉県の住宅の庭に現れたリュウゼツラン、兵庫県では工場敷地内に。いずれも植えた時期は50〜60年前。「そこにことし全国で一斉に開花したヒントが隠されている」と専門家は言う。昭和30年代以降珍しくて育てやすいことからサボテンなどの需要が急増、ブームが起きていた。新婚旅行で当時人気だった宮崎県日南市の海岸。取材班はこの映像の中で貴重なものを発見。巨大な植物が。日南海岸でリュウゼツランの開花を確認。50年以上前のサボテンブームで輸入されたリュウゼツランがことし全国で一斉に花をつけた可能性がある。メキシコの特定の地域で作られるテキーラ。リュウゼツラン（ブルーアガベ）の葉っぱが原材料となる。